水槽立ち上げ
Sunday,February 13,2011

水槽立ち上げ

aqa 001.JPG水槽セットの他に必要な物が揃ったので、いよいよ生まれて初めての水槽の立ち上げに挑戦します。

水槽セットはとりあえず全て水道水で水洗いをしています。
設置する場所も良く考えて、水換えなどがしやすい場所にしました。

細々したメンテ用品などは近くの量販店などで揃えましたが、底床や水草は目的のものがなかなか見つからなかったので有名なcharmeから通販で購入しました。

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注文してから翌日に到着しました。底床の田砂と水草のマツモ、水草ハイグロフィラ付き流木です。

初めての水槽立ち上げに際して散々調べた結果、こちらの質問の答えを参考に次のような予定で進めたいと思います。

(1)機材をセットし、マツモ,ハイグロフィラといった
  スタートアッププランツ※1を水槽に入れ、水を回す。

(2)1日に何センチか成長するようになったところ(1〜2週間くらい)で、極少数の魚を入れる。※2
  温度合わせ,水あわせは慎重に行う。※3
  3日間ほどは餌を与えず、その後は極微量のみ与える。※4

(3)中・大型魚であれば、アンモニア中毒を防ぐために短期スパンの水替えが必要。

(4)毎日亜硝酸を計測し、亜硝酸が危険値にあるようであれば、水替え。※5

(5)亜硝酸が0になったら、立ち上げ完了。魚を増やして大丈夫。※6

(6)ハイグロフィラとマツモは、徐々に撤去して、お好きな水草に変えましょう。※7

※1
アンモニア,亜硝酸は、魚には毒ですが、植物は大好物(窒素肥料)です。
水草を育てることによって、初期の濾過バクテリアの不足を補助できます。
使用する水草は、環境への適応性が高く、水質適応範囲も広い、
それでいて 成長が異常に早い水草のみです。
マツモが十分に増えるまで、魚を入れるのは待って下さい。

設置初期のコケは恐れるべからず で、
半年ほどして水槽が落ち着いてくれば、コケも出にくくなります。

なお、水草を育てるには光が必要です。
私なら、フィルターよりもライトの方を重視します。

※2
極少数というのは非常に重要です。メダカ1匹2匹というレベルで良いです。
60cm水槽でも精々5匹まででしょう。
理由は、アンモニア試薬を節約したい(笑)からで、
試薬があったとしても、頻繁な水替えというリスクを通ることは否めないからです。

小型魚を餌を制限して僅かしか飼わないことで、最低レベルにアンモニアの
蓄積を押さえれれば、アンモニアによる水替えはほとんどなしで済みます。

アンモニアで弱ったところに、病気で追い打ち、というケースが出ると、
非常に対応が面倒になることを考えれば、初期導入魚の数を減らすことは、手堅く楽な手です。

※3
理想は点滴法。
袋を浮かべてどうのこうのというのは、丈夫な魚向きの方法ですし、
材料費も300円程度(バラ買りしている店も多い)ですので、是非作りましょう。
(一方コック,エアチューブ,プラジョイント,ゴム吸盤)
http://www.a-forest.jp/column.php?column=10
URLの説明とは異なりますが、温度あわせは、水合わせの後、
100円ショップにあるプラケースを20分ほど浮かべておけば良いでしょう。
お店の水の持ち込みを避けたいならば、魚だけを網で掬って入れます。

この際、お勧めするのは、粘膜保護剤の使用です。
私はカルキ抜きと餌以外の消耗品は あまり勧めませんが、
こういう場合の粘膜保護(重金属保護)剤は効果が期待できます。

※4
魚が海外から輸送される際、餌を完全に切られて運ばれてきます。
下手をするとお店でも「水が汚れる」と言って、餌を与えていないケースすらあります。
魚が入荷してから餌を与え、体力を回復させているのであれば、
(だからこそお店の選択も大事)少々餌をやらなくても、魚は平気です。

ほ乳類はエネルギーの大半を体温の維持に当てていますから、十分なご飯は必要ですが、
魚は体温の維持を外部の水温に頼っています。(ゆえに些細な水温変化が致命的になることも)
成長速度を考えなければ、餌の量は少なくて何とかなるのです。
バクテリアが増えてくるまでの餌は 微量に留め、毒物の生成量を減らすことを重視します。

※5
魚を入れて2週間ぐらい経ってから1/3程度水を換える。
亜硝酸のピークを大体2週間くらいだろう...と見積もった、
何も知らないよりはマシ程度の情報です。

亜硝酸のピークがどこに来るのかは、個々の水槽で異なりますし、
水替えの量も1/3程度では全く足らない(濃度が薄まらない)ことがあります。
少し大きめの金魚などであれば、亜硝酸濃度がいつまで経っても薄まらず、
毎日毎日水替えに励むことになりますから。
これに陥らないためにも、「最初の導入魚は少なく餌控えめに」が大事なんです。

※6
亜硝酸が完全に検出されなくなれば、硝化という意味での濾過は完成しています。
ただ、硝化バクテリアだけで水槽の生態系は働いているわけではありません。
少しのバランスの崩れが極端なことになりやすい時期が3ヶ月程度続きます。
濾過が完成したからと言って、魚のストレスとなる過密飼育などは避けてください。

※7
ハイグロもマツモも、通常の維持だと成長しすぎで、
トリミングなどの管理が面倒な水草ですので、
もう少し成長の緩やかで管理しやすい物に変えることが多いです。

aqa 007.JPG

で、立ち上げた水槽初日の状態がこれです。

にごってますね・・・。

しばらくまわせば濁りも取れるらしいので、このまま様子を見ます。



posted by taks at 07:34 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクアリウム
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