
液晶モニターとMac miniを導入してDTM環境も充実してきましたが、スペースの問題で操作性が極めて悪い状態になりました。
操作環境改善のため、デスクを改造しました。
操作環境の悪化
デスク自体は、それほど極小というわけではないはずですが、やはりYAMAHA MOX6シンセサイザーがスペースを使っています。
YAMAHA MOX6を移動できればよいのですが、ほかに置く場所が確保できません。
それに打ち込む時は、出来れば画面の前で使いたいというのもあります。
キーボードはYAMAHA MOX6シンセサイザーの上に置いていました。
YAMAHA MOX6のダイアルノブの上に載せて、浮いている状態です。
MOX6のボタン操作も意外と使う機会があったりするので邪魔になるし、キーボード自体もグラつくので非常に使い難いです。
マウスに至っては、YAMAHA MOX6を移動できる限界まで奥にしても、この程度しかスペースが確保できず・・・
ソフトシンセ中心でIK Multimedia iRig Keysのような小型のMIDIキーボードであれば、このデスクでもまったく問題なかったのでしょうが、どうしても音源付きのシンセサイザーが欲しかったので後悔はしていません。
キーボードスライダーをDIY
YAMAHA MOX6をデスクの上に置いて使うと、位置が若干高過ぎます。
デスクの手前にスタンドを設けて、低めの位置に設置してデスクのスペースを確保しようかとも考えたのですが、思った以上にMOX6の奥行きがあり、設置位置が手前に出過ぎるため、キーボード・マウスの操作が快適には使えないようでした。
いろいろ考えた末、スライド式のキーボードトレイをDIYで付けることにしました。
スライダーの設置スペースは、デスクの脚の間、約80pのスペースになります。
- カラー化粧棚板 LBC-630 ハニービーチ
- スライドレール ローラータイプ底付 300mm AP-1101W
- スライドレール用 キーボードブラケット AP-1201C
- 取付ネジ 皿タッピング3.5×16mm AP-1204N
肝心のスライドレールは、底付ローラータイプの30pのものを使いました。
価格的に一番安いものですね。
スライド量は215mm、引き残し85mmですので、収納時デスクの面に合わせて設置した場合、21pほど引き出せるということですね。
耐荷重は25kgとなっていますが、ビスや設置する素材によっては、あまり重いものは避けたほうが良いでしょう。
・スライドレール取付
ボードとスライドレールの長さは、ピッタリです。
ボードの素材にもよりますが、直接タップビスを打つとボードが割れる可能性があるので、2o位のドリルで下穴を開けて、3oのビス穴を作ってからビスを締めたほうが良いです。
ハンドドリルがあると作業が捗ります。
安いもので良いので、1台持っておくと便利ですよ。
本来は、デスクを裏返して慎重に位置決めをして、作業したほうが良いのでしょうが、面倒だったので、デスク下に潜り込んで、寝転がりながら作業しました。
おかげで位置決めに苦労しました。
若干の誤差はあったものの、修正可能な範囲内でしたので事なきを得ました。
穴あけ時には、不精しないことをおすすめします。
完成
無精したおかげで、若干の修正が必要でしたが、なんとか取り付け完了しました。
ブラケットの一番長い方に取付て、このくらいのクリアランスになりました。
普通の高さの椅子であれば、足に当たることもなく快適に使えます。
設置位置は、右利きマウス操作用のスペースを考慮して、デスクの脚に干渉しない範囲で、右側に寄せています。
これが幸いしてか、モニターを見ながらの操作やシンセサイザーの操作も、違和感なく行えます。
まとめ
最初は、マウスやキーボードの位置が低く感じましたが、すぐに慣れました。非常に快適です。
LogicProの編集操作以外の時は、収納しておけるので、MOX6を使う時も今までどおりの使い心地で違和感なく使えます。
デスク本体の天板が、中空板だったため強度的に不安でしたが、強く抑えたり重いものを乗せたりしなければ大丈夫なようです。
DIYと言うには、あまりにも簡単な作業でしたが、使用感は申し分ありません。
位置を自分好み調整したりも思いのままですので、DIYも良いですね。

価格: ¥23,800(記事公開時)
サイズ: 1,214.8 MB
カテゴリ: ミュージック, エンターテインメント