メインで使っていたPCは、10年くらい前に購入したショップオリジナルPCで、メモリ増設や電源交換、グラボ交換などを施して延命している状態でした。
アップグレードするべきか
最近のPCであれば躊躇なくアップグレードすると思いますが、長年使ってる古いPCの場合は、重くなったり対応していないデバイスがあったり、最悪挙動がおかしくなることを考えると、アップグレードするか悩みますよね。
アップグレードしないつもりでした
最近あまり調子が良くないメインPCは、気温が高い今の時期は特に熱暴走気味で、ファンが唸って挙動がおかしくなる事もしばしばあり、ひどい時には突然電源が落ちてしまうこともあります。
電源ユニットは過去に2回ほど交換済みですので、おそらくCPU、マザーボードの劣化が原因だと思います。
今となっては数世代前の企画になっているので、パーツの入手も手間なので修復は難しいですね。修理するなら買い替えを検討するつもりです。
その様な状態ですので、Windows10へはアップグレードしないつもりでいたのですが、職場の共用PCが勝手にアップグレードされて、半強制的に使ってみる機会を得ました。
1ヶ月以内なら元に戻せることは知っていましたが、使ってみたかったので黙っていました・・・そうです。確信犯です。
思ってた以上に使える
職場の共用PCもかなり古くて、Celeron430 1.8GHz にメモリ2GB という構成で、Windows10の最低構成要件を満たしてはいますが、はっきり言ってXP世代の代物でお世辞にも快適スペックと言うものではありませんでした。
ところが、Windows10がすんなりインストールされて、使えています。
動作は極めて重く、待ち時間の長さにフリーズかと思うほど待たされることはありますが、動いています。
快適とはいえませんが、基本的なアプリも特に問題なく動きます。
今のところ経験したトラブルは、ときどき印刷ができなくなる現象でした。
おそらくメモリ不足が原因と思いますが、普段は普通に印刷できているのに、ときどき印刷できないファイルが出てきます。
データ容量が重かったり、バックグラウンドで別のアプリが動いて負荷がかかっていると、発生するようです。
そんな時でも、数十回くらい印刷をかけているとできるようになるので、やはりメモリ不足が原因でしょう。
あとExcelマクロが、時々動かなくなる現象も見られました。
こちらもメモリ不足が原因のようで、原因調査でマクロを分割してテストしているうちに普通に使えるようになりました。
昨日まで使えていたマクロですので、コードには問題はなく、コードの読み込み展開に引っかかってエラーを返していたようで、分割テストしているうちに読み込み展開が完了して使えるようになった感じです。
以上のトラブルも性能の低さに起因するものでしたので、そこそこの性能を備えたPCであれば発生しないようなものばかりです。
また登場から1年が過ぎ、ドライバ関係などの対応が進んだせいもあってか、古い構成でも割と使える様なので、無料アップグレード最終日に駆け込みアップグレードしました。
Windows10へアップグレード
アップグレード自体は、およそ1時間半くらいで完了しました。
途中、未対応でDeamonTools Lite 3.2のアンイストールを求められましたが、それ以外は特に問題なく自動でダウンロードからインストールまで完全自動でアップグレード出来ました。
バージョンが古すぎですね。昔インストールして殆ど使ってなかったので、アンインストールしました。
現在はバージョンも上がっていて、Windows10にも正式対応しているようです。
本家
DAEMON Tools Lite 10: 最も多くの個人が使っているディスクイメージングアプリケーションです - DAEMON-Tools.cc
日本語版
DAEMON Tools Lite 日本語版 公式配布ページ
セキュリティー関係の設定は必須!
無事にアップグレードが完了しましたが、アップグレードの常でリンク切れや設定がデフォルトに戻っているところなどがあるため、使用環境に合わせて元の設定に戻す作業をしていましたが、とんでもない設定を見つけてしまいました。
セキュリティ関係の設定が、すべて開放状態になっているではありませんか。
毎月恒例のWindowsアップデートでセキュリティ関連のアップデートを提供しているにも関わらず、OSのデフォルト設定がセキュリティ駄々漏れ状態とはいかがなものかと思います。
まずはセキュリティ関係の設定を優先して行いました。
「位置情報」の設定
「このデバイスの位置情報は〜」下の [変更] を押してオフにします。
「音声認識、手書き入力、入力の設定」の設定
「自分の情報を知らせない」を押してオフにすると「自分を知ってもらう」の表示に変わります。
Cortana もオフになりますので、Cortanaを使いたい方は、オンのままにしておきます。
- フィードバックの間隔
フィードバックを求められる頻度 ・・・ しない - 診断データと使用状況データ
デバイスのデータを Microsoft に送信する ・・・ 基本
以上、最低限のセキュリティ確保のための設定です。
まとめ
毎月の恒例のセキュリティパッチを提供しているはずの Microsoft ですが、新OSにアップグレードしたら元の設定を消してまで、セキュリティ駄々漏れのデフォルト設定にしてしまうのはどうかと思います。
今回のOS自体は、それほど Viata や Windows8 のような悪評を聞かないだけに、残念な結果ですね。
機能が大幅に増えているようですが、その一方でなくなった機能もあるようです。
便利な機能が増えるのは良いですが、逆に自分の使っていた機能がなくなると代替を探すのも大変です。
旧OSのサポートがなくなり、セキュリティ更新もされなくなってくると、やはりずっと使い続けるわけにも行きませんから、新OSに早く慣れて、自分のものにしていくしかないですね。
個人的にはXPノートか余っているので、XPも無料アップグレードの対象にして欲しかったですね。